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主任教授の挨拶

主任教授 生城真一

当学科は2006年に工学部4番目の学科として産声をあげましたが、大学の研究施設(生物工学研究センター)→大学院生物工学専攻→学科の順で創設されているため、実質4半世紀の歴史をもちます。2017年に製剤・材料分野の人材育成のため医薬品工学科が分離・開設されましたが、当学科のスタンスは何ら変わることなく存在しています。なお、大学院は医薬品工学科とともに生物工学専攻を構成するため、両学科の関係は非常に密接なものとなっております。

当学科は「バイオテクノロジーのプロフェッショナルの育成」を第一の目標としています。バイオテクノロジーは、今日の医療、創薬、化学工業、食品、環境、エネルギーなど多岐にわたる産業分野に利用されている非常に重要な分野であることは皆さんご存じの通りです。

当学科では、有機化学、生化学、分子生物学を基盤とし、植物、食品、情報系の分野も加えたバイオテクノロジーに関する幅広い知識や技術を修得できるよう、カリキュラムが組まれており、3年生の後期には卒検配属が行われ、7つある講座から特に興味のある分野を選び、専門分野を深めていきます。教育の目玉として、3年生前期に『生物工学実験』が毎日午後配置されており、「心・技・体」を鍛えることで、後期の卒検配属へとスムーズに繋げる役割をしています。また、併設する生物工学研究センターには最先端の機器が整備され、卒研等で誰でも自由に使うことができます。これまで当学科および大学院では世界レベルの研究成果を標榜、実現してきましたが、これは充実した設備と実験を重視した教育プログラム、すなわち少人数教育+アクティブ・ラーニングの賜物と言えます。

当学科(大学院も含む)では歴史ある就職実績があり、医薬品製造企業、化学関連企業、食品製造企業、環境関連企業、香料・化粧品関連企業、公的研究機関研究員、大学教員など就職先は多岐にわたっています。

やりたいことが決まっている人はもちろん、「広くバイオテクノロジーについて学んでから、一番興味のある分野に進みたい」という人も、きっとやりたいことが見つかる学科です。

学科主任教授 生城 真一

 

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